ブログの基本

ブログのテーマの決め方|失敗しない為の3つのポイント

この記事では、ブログをはじめる時に重要な『ブログのテーマの決め方』(どんなジャンルのブログにするか) について解説します。

ブログのテーマの決め方を失敗すると、更新が続かなかったり、誰にも読まれないブログになってしまう危険性があります。失敗しないためのポイントを確認しておきましょう。

こんな人にオススメ

「何についてブログを書こうか迷っている」
「多くの人に読んでもらえるブログを作りたい」

テーマを決める必要性

なぜブログのテーマを決める必要があるのでしょうか?それは「読んでくれる人に対してあなたのブログがどんなものかを明確にする為」です。

旅行のことが書いてあるブログだと思ったら、次は料理のレシピが紹介されている。またある時はペットの紹介が書いてある。

一見、様々なターゲットに読んでもらえそうですが、このような方法では継続して読んでもらうのは難しいです。

旅行が好きな人は旅行について書かれているブログを、料理が好きな人は料理について書かれたブログを読みたいと思います。次に何を書くか分からない人をフォローしません。

たまに記事によってテーマがバラバラな「雑記ブログ」で人気のブロガーさんもいますが、その人たちはブロガーさん本人が読者の目的として信頼を得ています。いきなりその領域を目指すのは無謀なので、まずはテーマを絞りましょう。

 

重要な3つのポイント

①自分が熱意を持てるテーマを選ぶ

自分が熱意を持てるテーマを選ぶ

「自分が熱意を持てるかどうか」が、テーマ選びの中では一番重要です。

自分が好きなことであれば、たくさん書きたいことがあるのでネタが次々と浮かびます。一方で、自分が興味のないテーマではすぐにネタが尽きてしまい、続かないということもあります。

ブログを始めてすぐにたくさんのアクセスがあって、収益を得られる人はほとんどいません。ブログを始めてしばらくは1日10PV (ページビュー) 以下という日が続くことも珍しくないですし、収益を得られるまでには数ヶ月かかるのが普通です。やり方がまずいといつまで経ってもPVが増えないこともあります。

そんな中でも試行錯誤しながら記事を書き続けることで、必ず結果は出ます。それまで諦めずに記事を書くためには、自分が熱意を持てるテーマを選ぶべきです。

多くの人が興味がありそうだから…という理由でテーマを選んでも、自分が興味を持っていなければすぐに記事を書くモチベーションが下がってしまいます。それこそ結果が出る前に挫折してしまうのが目に見えていますよね。

また、記事を書く人の熱意は読者にも伝わります。事務的に事実だけが書いてあるブログより、ブロガーさんがそこから何を感じてなぜ感動したのかが感じられるブログの方が間違いなく多くの人を惹きつけます。

書く側が一生懸命になっている様子は読む人の共感や信頼を得て、自然と結果にもつながるでしょう。

 

②人が知りたいと思うテーマを選ぶ

人が知りたいと思うテーマを選ぶ

時々、日記のような日々の生活をブログに書いている人がいますが、有名人でもない普通の人の日常生活なんて興味ありますか?

昨日はどこのショッピングセンターに買い物に行って、今日はどこのレストランで食事をして…なんていう誰にでも起こる話は、仲の良い友人でもどうでもいい内容です。ましてや他人の日常には誰も興味ありません。

ただ自分のために日記をつけるのが目的ならばそれでも構いませんが、多くの人に読んでもらいたいなら、人が知りたいと思うテーマを選ぶことが大事なです。

ブログの閲覧の多くはほとんどがGoogleやYahoo!などの検索エンジンからの訪問です (僕のブログの場合は8割以上)。

人がネットで何かを検索する時は、何か知りたい情報があるからです。上手に魚をさばく方法を知りたいとか、犬のしつけ方を知りたいとか。そんな時に明確な答えを提供してくれる記事は多くのアクセスを集めます。

全てが「How To」(やり方を教える内容) の記事である必要はありませんが、テーマを選ぶ際には少なくとも他の人が読んで興味を持つテーマかどうかを意識して考えてみてください。

 

③関連性のあるテーマを選ぶ

関連性のあるテーマを選ぶ

ブログのテーマはひとつだけじゃなくても大丈夫です。ただし、テーマを複数選ぶ場合は注意点があります。

  1. 関連性のあるテーマにすること
  2. テーマは3つ以内に絞ること
  3. メインのテーマを明確にすること

この3つです。

テーマに関連性がなかったりテーマが多すぎたりすると、はじめに書いたような何についてのブログか分からなくてなってしまいます。

またメインのテーマを明確にしておくと、読者にとってもブログの目的が分かりやすく、同じ趣味や興味を持つ人に定期的にブログを訪れてもらいやすくなるでしょう。

僕のブログ『Noel’s Travels』を例に説明すると、メインテーマは「海外旅行」です。旅行記や航空会社の記事が8割を占めています。

サブテーマは「英会話」と「写真・カメラ」です (これらに関する記事はまだまだ少ないですが)。

海外旅行に行ったら英語が必要になることが多いので、海外旅行が好きな人には英語が話せるようになりたいと思っている人が多くいます。

また、海外旅行の際にはたくさん写真を撮るので、どうすれば写真が上手く撮れるかを知りたい人も多いでしょう。

このように複数のテーマを設定する場合は関連性を持たせておくとメインテーマが曖昧にならず、テーマをまたいで記事を読んでもらえる可能性も高くなります。

 

その他のポイント

得意分野を掛け合わせると専門性が生まれる

得意分野を掛け合わせると専門性が生まれる

複数のテーマを選ぶ際に、自分の得意分野を掛け合わせると専門性が生まれ、オリジナリティのあるブログになります

あなたがある分野で「100人に1人」は知っているような知識しかなくても、それを2つ掛け合わせれば、「1万人に1人」になれます (と、リクルートの営業から中学校・高校の校長になった藤原和博さんがおっしゃっていました)。

例えば、あなたが流行りの健康食品に興味があるとします。同じように健康食品に興味を持っている人はたくさんいて、ブログを書いている人も多いでしょう。

しかし、もしあなたが英語が得意だったらどうでしょうか?アメリカで流行り始めたばかりの健康食品の話題を現地のネットニュースか何かで見て、日本で誰よりも早く記事を書けるかもしれません。そうすればその記事は大ヒット間違いなしです。

これはあくまで例で、得意分野の掛け合わせによる可能性は無限大です。自分の得意なこと、好きなことを書き出して、どう掛け合わせたら面白いか色々と考えてみると良いでしょう。

一見、無関係に見える分野も発想次第で面白いテーマに生まれ変わるかもしれません。

 

これから挑戦する内容でも良い

これから挑戦する内容でも良い

今の時点では得意でなくても、これから挑戦する内容をテーマにするのもアリです。例えば今は英語が話せないけど、これから英語を勉強する過程をブログに書くというようなパターンです。

これから何かに挑戦する人は、既にそれを習得している人には書けない「リアルなストーリー」を書くことができます。

リアルなストーリーは、同じ目的に挑戦する人の共感を得たり、うまく行かない時の悩みや成功した時の感動を分かち合うことができます。そうしてあなたの挑戦を応援してくれるファンが出来ていきます。

どういう方法が上手く行ったか、どういう方法はうまく行かなかったか、という成功/失敗談を書けば、それを参考にしたい人もいるはずです。

これから挑戦する内容をテーマにする場合、「目標」を明確にしておくと良いと思います。「英語が話せるようになる」という目標も良いですが、「TOEICで900点を取る」というような具体的な目標があると、応援してくれる人にもそれがどれくらい大変で、どれくらい進んだのかが見えやすくなります。

 

メジャーなテーマとマイナーなテーマ

メジャーなテーマとマイナーなテーマ

好きなことや得意分野はあるけど、同じ趣味を持っている人は少ないかもしれない…と思う人もいるかもしれません。しかし、それはチャンスです。

たくさんの人が興味を持っているテーマは、それについて知りたい人も多いですが、一方でそれをブログに書いている人も多いと思って良いでしょう。

例として野球とセーリングで比較してみましょう。調査によると日本の野球の競技人口は800万人以上。一方のセーリングは約1万人と野球とは800倍の差があります。

当然、セーリングよりも野球が上手くなるための練習方法や、好きなプロ野球チームについて検索されることの方が多いでしょう。

しかし、Googleで「野球 ブログ」と検索すると1億5千万件がヒットするのに対し、「セーリング ブログ」と検索すると330万件しかヒットしません。

単純計算で考えると、競技人口ひとりあたりのブログ数はセーリングの方が少ない。つまりセーリングのブログの方が閲覧される可能性が高いということになります。

どんなニッチな分野にも意外とファンはいるものです。世の中で人気かどうかはあまり考えず、自分が熱意を持てるテーマを選べば良いのではないでしょうか?

 

流行のテーマと普遍的なテーマ

流行のテーマと普遍的なテーマ

ブログのテーマには「流行のテーマ」「普遍的なテーマ」があります。

「流行のテーマ」とは、家電の新商品や、現在放送しているドラマなどです。その時の注目度は非常に高く、キーワードをネットで検索する人も多いですが、時間が経てばあまり誰も興味を示さなくなります。

一方の「普遍的なテーマ」とは、一時的に爆発的なアクセスを集めることはないものの、ずっと継続して検索する人がいるであろうテーマです。例えば、英語の勉強方法や、パソコンの使い方などがあります。

どちらにもメリットがあり、どちらのテーマが良いということはありません。あまりこれには捕らわれずに、自分の興味があるかないかで考えれば良いと思います。

 

収益につながりやすいテーマ

収益につながりやすいテーマ

ブログで大きな収益を得たいと考えているなら、収益に繋げやすいかどうかを考えておいても良いかもしれません。

ブログで収入を得やすいジャンルは、「金融 (クレジットカード・投資)」「美容」「健康」などです。

なぜこれらのジャンルが収入を得やすいかというと、ブログで紹介した商品を読者が購入することで報酬が得られる「アフィリエイト」という仕組みがあるのですが、これらのジャンルの商品は報酬単価が高いからです。

例えば、あなたのブログで紹介したクレジットカードに読者が申し込むと、1回数万円の報酬が得られる場合もあります。

一方で、報酬単価が低い商品 (例えば本やCDなど) の場合は、1回の購入で報酬が数円〜数十円という場合も多いです。

しかし、収入を得やすいジャンルはライバルも多いです。質の高いクレジットカードの比較サイトなんて無数にあります。それらのサイトに勝つ自信があるなら良いですが、簡単ではありません。

ブログで多くの収入を得ることだけが目的でない場合は、収益への繋がりやすさよりも自分の興味のあるテーマを選んだ方が良いと思います。

※アフィリエイトについては今後詳しく説明します。

 

まとめ

まとめ

ブログを読んでくれる人にあなたのブログの目的が伝わりやすいように、テーマを決めましょう。

テーマ選びで重要な3つのポイントは「自分が熱意をもてるテーマを選ぶ」「人が知りたいと思うテーマを選ぶ」「関連性のあるテーマを選ぶ」です。

2つ以上の得意分野を掛け合わせると専門性が生まれ、オリジナリティのあるブログになります。

これから挑戦する内容を書いてもOKです。成長の過程を応援してくれるファンがついてくれるかもしれません。

メジャーなテーマ/マイナーなテーマ、流行のテーマ/普遍的なテーマにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どれが良いかは一概には言えません。それより自分の興味を大切に考えましょう。

収益につながりやすいテーマは金融、美容、健康などです。しかし、ライバルも多いです。

 

次回はブログを開設するために必要な「ブログサービス」についてお話します。