今回は『ブログ記事の作成手順』をご紹介します。
文章を書くのは苦手…という人でもポイントさえ覚えておけば、簡単に読みやすい記事が書けるようになります!
ブログサービスに登録したら、早速記事を書いてみましょう。
「ブログなんて書いたことないけど、どうやって書けばいいの?」
「記事を書く時は何からはじめればいいの?」
「どうやったら読みやすい記事が書けるの?」
①記事の題材を決める
ブログを書くための最初のステップは、記事の題材を決めることです。つまり「何について記事を書くか」ということです。題材が明確になっていないと良い記事は書けません。
題材はひとつの記事につき、ひとつに絞りましょう。同じ記事の中にふたつ以上の題材が含まれていると、何について書かれているのか分からなくなり、読む人が混乱してしまいます。
ふたつめのポイントは、人が興味を持つ題材を選ぶこと。誰かが検索エンジンやコミュニティであなたの記事を見つけたときに「この記事を読みたい」と思ってもらえる題材を選ばないと、誰にも読まれない記事になってしまいます。
たまに日記のように何気ない日常を綴ったブログがありますが、あなたが有名人でもない限り他人の日常生活なんて誰も興味ありません。
ただし、あなたが料理が得意で毎日新しい料理のレシピを書くとか、子育ての悩みとそれを解決するヒントを書くとか、誰かの役に立つ内容ならOKです。
3つめのポイントは、統一性のある題材を選ぶことです。『ブログのテーマの決め方』の記事でも書きましたが、何についてのブログかを明確にすることが必要です。書く記事もそれに関連したものにしましょう。
ある日は最近行ったレストランの紹介が、次の日はドラマの感想が、別の日には子育ての記録、と毎回違うことが書かれているようなブログはテーマが曖昧になってしまいます。
最後のポイントは、人を傷つけたり、法律に触れたりする内容は絶対に避けることです。
あからさまな犯罪でなくても注意が必要な分野もあります。例えばお酒やタバコ、ギャンブルのように年齢制限があるものもブログサービスや広告主によっては規約に違反する場合があります。
規約を守っていないと記事を削除されたり、最悪ブログを閉鎖されたりする可能性があるので注意してください。
②キーワードを選定する
題材を選んだら、次は関連するキーワードを選定します。キーワードは選んだ題材に対してどんな内容の記事を書くかを端的に表すものです。
例えば、「ソーラーパネル」を題材に選んだ場合、キーワードは「ソーラーパネル 価格」「ソーラーパネル メリット」「ソーラーパネル メーカー」などです。
題材について読者がどんなことを知りたいと思っているかを考えて選定します。
キーワードはひとつでなくても構いません。できるだけ多くの情報を網羅した記事を書くには複数のキーワードを考えてください。
このキーワードは記事の内容を明確にするだけでなく、キーワードを記事のタイトルや見出しに織り込むことでそのキーワードの検索結果に表示されるという狙いもあります。
どんなキーワードが多く検索されていて、同じキーワードを使ったサイトはどれくらいあるのかまで考慮してキーワードを選ぶようにしましょう。
キーワードの選び方について詳しくは下記の記事を参照ください。
③タイトルを決める
ブログ記事を書く上で最も重要なプロセスのひとつが、タイトルを決める作業です。
記事の内容が分かればタイトルなんて何でもいいんじゃない?と思うかもしれませんが、タイトル次第であなたの記事がどれだけ読んでもらえるかが大きく変わってきます。
タイトルを付ける際の一番のポイントは、記事の内容を明確に表すタイトルを付けることです。
記事の中身を読んでもらう為には、タイトルを見た時だけで何について書いた記事なのかが伝わらなければいけません。
例えば、「美味しいガパオライスの作り方」や「おすすめの空気清浄機ベスト5」のようにキーワードを絞ることで、何について書いた記事なのかが明確になります。
反対にキーワードを詰め込み過ぎると、結局何が言いたいのか分からなくなってしまいます。
色々とアピールしたい内容があるのは分かりますが、タイトルに含めるキーワードはシンプルにして、情報を盛り込むのは記事の本文にしましょう。
また、多く読まれたいからと言って、大げさなタイトルをつけたり、記事とは関係ないタイトルを付けたりするのはNGです。
「絶対に失敗しないコスメ選びの方法」というタイトルの記事を読もうとして、書いてあるのが美容整形の宣伝だったらがっかりしますよね?その人のブログは二度と読まなくなると思います。
タイトルと内容が違う記事は、Googleなどの検索エンジンでも上位に表示されないようになっています。
たくさんの人に読んで欲しければ、記事の内容を明確に表すタイトルを付けましょう。
④記事の構成を決める
次に記事を書いていきますが、いきなり文章を書き始めるのではなく、まず記事の構成を決めます。
こうすることで伝えたいことを整理することが出来ますし、読む人に伝わりやすい順番や内容を考えることが出来ます。
具体的には、最初に文章の見出しとなるキーワードだけを書いていきます。記事の目次を作るようなイメージです。以下は見出しの作り方の例です。
①カレーに必要な材料
②カレーを作る手順
-1. 野菜と肉を切る
-2. 玉ねぎを炒める
-3. 他の野菜とお肉を入れて炒める
-4. 水を入れて15分煮込む
-5. 火を止めてルーを入れる
-6. 再び火をつけて10分煮込む
こうしてはじめに文章の構成を決めておくことで、きちんと順序立てて説明をすることができるようになり、読む人にとって分かりやすい文章を書くことが出来ます。
文章の構成で有名なのは「起承転結」ですが、他にもゴールデンサークルや、PREP法、SDS法といった色々なテクニックがあります。
少しずつ習得していくと目的に合った構成を使い分けられるようになるでしょう。
見出しを作る際は「h2タグ」という機能を使います。このブログでいうと、上の「③記事の構成を決める」と書かれた部分がh2タグで作った見出しです。
h2タグで作った見出しをさらに細かく分けたい時は、「h3タグ (中見出し)」、「h4タグ (小見出し)」を使います。
ただし、あまり見出しが細かすぎても読みにくいので、1記事の見出しの数は10個程度、多くても20個以内にしましょう。
⑤詳しい説明を書く
あとは各見出しの下に具体的な内容を書いていくだけです。うまく見出しが作れていればそれほど難しくないでしょう。
ひとつめのポイントは、丁寧な文体を心がけることです。
はじめは上手な文章を書こうとし過ぎなくても良いと思います。それよりもまずは丁寧で相手に伝わりやすい文章を心がけてください。
親しみやすさを出すためにわざと口語的で馴れ馴れしい言葉遣いで書いてあるブログもありますが、万人に信頼されるのは「ですます調」の丁寧な言葉遣いです。
また、「こっちが教えてやるんだ」という上から目線のスタンスで書かれていると、どうしても偉そうな印象を受けてしまうので、避けたほうが良いと思います。
ふたつめのポイントは、ひとつの文章を長くし過ぎないことです。
色々なことを説明しようと思うとついつい文章が長くなってしまいますが、文章が長いと読みづらくなってしまいます。
出来るだけひとつの文章は短くするように意識すると読みやすい文章になります。少し分かりづらいな、と思う文章があれば、文章をふたつに分けるだけで読みやすさが改善することもよくあります。
みっつめのポイントは、誰でも分かる表現を使うことです。自分が詳しい内容について記事を書いていると、気づかないうちに専門的な言葉を使ったり、説明が不十分になってしまうことがあります。
記事を読んでくれる人がその内容について持っている知識は様々なので、誰が読んでも分かる文章を心がけてください。
「子供でも分かる文章」を意識して書いてみましょう。そうすれば多くの人に分かりやすい記事になります。
文章の書き方は奥が深いので、記事を書くことに慣れてきたらライティングの本や他の人のブログを読んで文章を書くスキルを上げることを意識すると良いと思います。
⑥記事を見直す
記事が書き終わったらそれで終わりではありません。必ず書いた記事を見直すようにしてください。誤字・脱字や分かりにくい表現が残っていないかを確認するためです。
誤字・脱字が多いと読みにくい文章になってしまいます。また、書いた文章をあらためて読んでみると、話が繋がっていなかったり、何が言いたいか分からない部分が見つかることがあります。
書いた時は大丈夫と思っても、次の日にもう一度冷静になって読んでみると、分かりにくい部分が見つかることがあります。
誰か他の人に読んでもらうことが出来ればそれも良いでしょう。
⑦記事を投稿する
記事のチェックが完了したら、最後に記事を投稿します。ただ投稿するだけと思うかもしれませんが、ここにもちょっとしたコツがあります。
それは、ターゲットの生活サイクルに合わせて投稿する時間を変えるということです。
Amebaブログやlivedoorブログのようにコミュニティがある場合、新着記事の一覧に投稿したブログが表示され、他の人に見つけてもらえる可能性があります。
例えば、真夜中に投稿してもブログを見ている人は少ないので、新着記事に表示されてもそれを見つけてくれる人は少ないでしょう。
最も多くの人がブログを読むのは晩御飯が終わってから寝るまでの時間 (20時~24時くらい) です。その分ブログを投稿する人も多いので色々と試してみると良いかもしれません。
例えば、21時ちょうどに投稿する人が多いので、21時01分に投稿すれば他の記事より新しい記事として表示されるかもしれません。平日と土日でも読まれやすい時間が異なります。
生活のリズムは人によって異なり、会社員や学生であれば、通勤・通学の時間や昼休み、専業主婦/主夫の方であれば家事や子育てが一段落する時間なども狙い目です。
多くのブログには投稿時間を指定して予約する機能があるので、いろいろ試しながらどの時間帯に投稿すると閲覧数が増えるか試してみましょう。
記事によって投稿する時間を変えてみることで、いつもとは違う新たな読者に見つけてもらえるかもしれません。
まとめ
ブログ記事を書くための⑦つのステップは、
- 記事の題材を決める
- キーワードを選定する
- タイトルを決める
- 記事の構成を決める
- 詳しい説明を書く
- 記事を見直す
- 記事を投稿する
の6つです。
明確な題材とキーワードを決めて、その内容がはっきりと分かるタイトルをつけます。いきなり文章を書き始めるのではなく、最初に見出しだけを書いて構成を練ります。
その後、各見出しの下に詳細な説明を書いていきます。記事が書き終わったらすぐに投稿せず、間違いや分かりにくい部分がないか見直します。
投稿する時間によってコミュニティで記事を見つけてもらえる確率が変わります。投稿する時間を変えて試してみると良いでしょう。
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