この記事では『お名前.com』というサービスを使って独自ドメインを取得する方法を解説します。
ドメインはサイトにアクセスするために必要なインターネット上の住所のようなもので、WordPressでサイトを作る時などには必ず必要となります。
今回はドメインを取得する方法が画像付きで解説するほか、ドメイン取得サービスを選ぶポイントやドメインを決めるヒントもお伝えします。
「独自ドメインって何?」
「ドメインはどうやって選べばいいの?」
「独自ドメインの取得方法を知りたい」
独自ドメインとは
『ドメイン』は、インターネット上の住所のようなもので、それぞれのウェブサイトを識別するものになります。(例:noelsweblog.com)
ブログのドメインには、無料ブログサービスに登録すると与えられる「サブドメイン」と、自分で契約して取得する「独自ドメイン」があります。
本格的にブログを運営する場合、独自ドメインの方が有利になることが多いです。
違いのひとつは広告の自由度です。代表的な例として、ブログを収益化する方法として人気の「Googleアドセンス※」は、独自ドメインがないと利用できません。
※自分のブログに掲載した広告がクリックされた回数に応じて収益を得られるサービス
また、Googleなどの検索エンジンで上位に表示されるためにサイトを最適化する「SEO」でも独自ドメインの方が有利と言われています。
ドメインを使えるようになるまで
WordPress※で独自ドメインを使ってブログやWebサイトを作るまでの手順は以下の通りです。
※ブログやWebサイトを作るためのコンテンツ・マネジメント・システムのひとつ
- 独自ドメインを取得する
- レンタルサーバーを契約する
- サーバーにドメインを設定する
- サーバーにWordPressをインストールする
今回説明するのは「①独自ドメインを取得する」です。
これから①〜④を設定する予定の人は、エックスサーバーの「クイックスタート」という方法が便利です。クイックスタートを使えば①〜④を一括で設定できます。
上記はWordPressの場合ですが、無料ブログでも独自ドメインを使える場合があります。
通常、無料ブログで付与されるのはサブドメイン (https://ameblo.jp/○○○) です。しかし、サブドメインではGoogleアドセンスを使えないなどのデメリットがあります。
無料ブログでも独自ドメインを取得、設定すれば、Googleアドセンスを利用して収益を得ることができます。
すでにサーバーを持っていてドメインだけを新たに取得または追加したい人、無料ブログを独自ドメインで運営したい人はこの記事の手順で独自ドメインを取得してください。
ドメイン登録サービスを選ぶポイント
独自ドメインを取得するためには、ドメインの登録・管理を代行してくれる「ドメイン登録サービス」に申し込みます。
ドメイン登録サービスを提供している会社は多数ありますが、利用する会社を選ぶポイントは以下の4つです。
- 信頼性
- 取得できるドメインの種類
- 料金の安さ
- Whois代行の可否
信頼性
ドメインは継続して使用することで価値が高まり、検索エンジンでも上位に表示されやすくなります。
せっかく使っていたドメインがある日突然使えなくなっては困るので、ドメイン登録サービスを選ぶ際には信頼性が重要です。
取得できるドメインの種類
ドメイン登録サービスによって取得できるドメインの種類 (「.com」や「.net」) が異なります。
ドメイン登録サービスを選ぶ際には、希望するドメインの種類を扱っているか確認しておきましょう。
料金の安さ
独自ドメインは登録するときだけでなく、それを維持していくために継続して料金がかかります。
料金が高額だと負担が大きくなってドメインを維持できなくなるので、できるだけ低価格のサービスが理想です。
料金を確認する際は登録するとき (1年目) の料金だけでなく、2年目以降の料金もチェックしましょう。1年目だけ安くて2年目から高額になるような場合もあります。
Whois代行の可否
ドメインの管理者は、その名前や住所といった情報 (Whois情報) をインターネット上に公開しなければならないという義務があります。
しかし、個人情報をインターネット上に公開するのは危険です。そこで、Whois情報をドメイン登録サービスが代わりに公開してくれるサービスがあります。
Whoisの代行が可能であれば、あなたの個人情報がインターネット上に公開されることはありません。
お名前.comについて
独自ドメインの取得に便利なのは『お名前.com』というサイトです。
お名前.comはインターネット関連の様々なサービスを提供する「GMO」が運営するサイトで、国内シェアNo.1のドメイン取得サービスです。
1999年からドメイン取得サービスを提供している実績があり、信頼性も抜群。
お名前.comでは、人気の「.com」「.net」をはじめ、なんと500種類以上の多彩なドメインを取得できます。もちろんドメインの前半部分は自由に決められます。
価格もお手頃なものが揃っており、「.com」の場合は1年目が35円、2年目以降が1408円です (2021年4月現在)。
もちろんWhois情報の代行公開もしてくれるので、個人情報がインターネット上にさらされる心配もありません。
事前に取得するドメインを考えよう
独自ドメインを取得する際には、自分の希望のドメインを指定する必要があります。事前に希望するドメインを考えておくと手続きの時間が短縮できます。
ドメインは同じものを長く使い続けたほうがSEOに有利なので、後から変えることはあまりおすすめしません。
長く使えるようにしっかりと納得できるドメインを考えてきましょう。
ドメイン名
ドメインを決める上でまず重要なのが、自分独自のドメイン名 (ドメインの最初の部分) です。このブログで言うと「noelsweblog(.com)」です。
ドメイン名はサイト名と合わせておくと覚えてもらいやすいと思います。すでに他の人が使用しているドメインは取得できません。
ドメインを長くしすぎると覚えづらい上に、SEO的にも悪影響が出る恐れがあるので注意しましょう。
ドメインの種類
ドメインの種類はたくさんあり、「.com」「.jp」「.inc」など数百種類が存在します。
代表的なドメインの種類と用途は以下の通りです。
ドメイン | 主な用途 |
.com | 一般的に多く使用される |
.net | ネットワーク関連サービスなどに使用される |
.jp | 日本の企業・組織に使用される |
.org | 非営利組織などに使用される |
.info | 情報発信サイトなどに使用される |
.inc | 企業のコーポレートサイトなどに使用される |
どれを選べば良いか迷いますが、おすすめのドメインは「.com」です。
理由は最も一般的であるため覚えやすく、警戒心を持たれにくいからです。聞いたことのないドメインや企業っぽいドメインだとクリックして良いか迷う人もいるでしょう。
「.com」の他には「.net」も多く使用されています。
ドメイン料金の相場
ドメインの料金はドメインの種類によって異なります。「.com」や「.net」は比較的安く、企業が使用するような「.inc」「.jp」などは高く設定されています。
ドメインは取得する時だけでなく、維持するために更新料がかかります。長く使い続けることを考えるとできるだけ安価なものを選んでおくと負担が少なくてすみます。
お名前.comで取得できる主要なドメインの料金は以下の通り (2021年4月現在)。
ドメイン | 1年目 | 2年目以降 |
.com | 35円 | 1,408円/年 |
.net | 35円 | 1,628円/年 |
.jp | 510円 | 3,124円/年 |
.org | 930円 | 1,628円/年 |
.info | 280円 | 1,628円/年 |
.inc | 5,480円 | 327,800円/年 |
独自ドメインの取得方法
取得したいドメインを決定する
ここからは、お名前.comでドメインを取得する手順を解説していきます。
まずは<「お名前.com」のホームページ>へ移動します。青枠の検索ボックスに登録したいドメイン名を入力し、「検索」をクリックします。
検索したドメインが取得可能かどうかが表示されます。
ドメインの末尾は「.com」「.net」「.jp」「.work」など多数ありますが、前述の通り「.com」または「.net」がオススメです。
ドメインを選択した後は、ドメインと同時にレンタルサーバーに申し込むかを選択します。
サーバーは先ほどエックスサーバーに申し込んであるので「利用しない」にチェックを入れて、右側の「料金確認へ進む」のボタンをクリックします。
登録年数を決定し、ユーザー登録する
登録年数を選択して料金を確認します。
1年目は安いですが2年目から料金が上がります。最長10年契約まで可能ですが、とりあえずはじめは1年で良いと思います。
3つのオプションを付けるか選択できますが、この時点でオプションはつけなくて大丈夫です。
料金を確認したら右側のボックスにメールアドレスとパスワードを入力してユーザー登録が必要です。
料金の支払い方法を決定する
次に支払い情報の選択に進みます。
支払いはクレジットカードが便利です。クレジットカード番号、名義人、有効期限、セキュリティコード (カードの裏に書いてある数字) を入力するだけ。
次に、利用するレンタルサーバーを選びます。これを行なっておくと、サーバーにドメインを設定する作業が簡単になります。
もし使用するレンタルサーバーが決まっていない、または選択肢にない場合はチェックを入れなくても構いません。
ここまで完了したら画面右側の「申込む」をクリックします。「お得なメルマガを受信する」は必要なければチェックを外しておきましょう。
これでドメインの取得は完了です。
まとめ
ドメインはサイトへのアクセスに必要となるインターネット上の住所のようなものです。
WordPressでサイトを作るときは独自ドメインが必要になるほか、Googleアドセンスを利用するためにも必須です。
ドメイン登録サービスを選ぶ際には「信頼性」「取得できるドメインの種類」「料金の安さ」「Whois代行の可否」がポイントです。
お名前.comは20年以上ドメイン登録サービスを提供している実績があり、料金も安いので多くの人に選ばれています。
取得するドメインをあらかじめ考えておくとスムーズに手続きができます。「サイトの名前.com」にしておくと覚えやすくてオススメです!
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