今回はSNSを活用してブログのアクセス数を増やす方法をご紹介します。
特にまだ検索エンジンからのアクセスが少ないブログ初心者にとってSNSは貴重なアクセス経路です。
SNSで多くの人と交流すれば、SNSでブログ記事を拡散したりブログのファンを増やしたりできます。
この記事ではブログと相性の良いSNS、SNSを使ってブログのアクセス数を増やす方法、SNSとブログを連動する際の注意点を解説します。
「検索エンジンからのアクセスが少ない」
「SNSでブログのアクセス数を増やしたい」
「自分のブログと相性の良いSNSはどれ?」
SNSを活用するメリット
『SNS』は「ソーシャル・ネットワーキング・サービス (Social Networking Service) の略で、インターネット上で他の人 (個人や企業) とつながることができるサービスです。
SNSによってサービス内容は様々ですが、概して以下のようなメリットがあります。
①多くの人と繋がることができる
SNSの一番魅力は「人とのつながり」です。仕事や行動範囲にもよりますが、日々の生活の中で知り合うことができる人の数は限られています。
毎日同じ学校や職場に行って、毎日だいたい同じような人と会う日々を過ごしている人も多いでしょう。
そんな人でもSNSを使えば、自分とは全く違う環境で生活している人とも繋がることができます。
SNSではハッシュタグというキーワードを使って特定のジャンルについて発信している人を検索したり、知り合いの知り合いがおすすめとして表示されたり、人の輪を広げる仕組みが用意されています。
こういった機能を使って普段の生活の中では決して関わることの無いような人と知り合うことで、多くの人と繋がる機会を得ることができます。
②時間や場所に縛られずに交流できる
日常の中で多くの人と交流しようと思うと、会いに行く時間がかかります。その人が遠くに住んでいる人なら会うことすら簡単ではありません。
しかし、SNS上では時間や場所といった概念に縛られることなく人と交流することができます。
物理的にたくさんの (さらに住んでいる場所も様々な) 人に会って話をしようと思うとかなりの時間と労力が必要ですよね?
一方、SNSでは自分の都合の良い時間に情報を発信して多くの人に届けることができます。それを見た人もその人の都合の良い時に反応することができます。
そのため非常に少ない時間と労力で多くの人と交流することができるのです。地球の裏側にいる人とだって繋がれます。
③情報を拡散できる
SNSの特徴のひとつが情報を拡散できることです。
誰かにあなたのブログを勧めるとします。日常生活の中で会った人に話をしたり、知り合いに一斉にメールを送ったりしても、その数はせいぜい数百〜数千人が限度でしょう。
しかし、SNSの中には気になった情報を「シェア」する (自分の知り合いと共有する) 機能が付いているものがあります。
シェアされた情報を見た人がまたシェアすることを繰り返し、発信した情報が爆発的に広まることがあります (よく「バズる」などと表現されます)。
こうなると1日で数万〜数十万人の人に情報を届けることも可能です。そうなれば一瞬であなたのブログの認知度を上げることができます。
ブログと相性の良いSNS
現在さまざまなSNSが利用されていますが、そんな中でもブログのアクセス数を増加させるのに効果的なSNSがあります。
その主な条件は
- ユーザー数が多い
- シェア機能がある
- ブログで発信している内容とサービスの相性が良い
ということです。
また、SNSによってユーザーの年齢層や男女比にも違いがあるので、ターゲットに応じて使い分けるのも良いでしょう。
Twitter (ツイッター)
Twitter (ツイッター) | |
ユーザー数 (世界) | 3億3,000万人 (2019年5月時点) |
ユーザー数 (日本) | 4,500万人 (2017年10月時点) |
主要な年齢層 | ①20代、②30代、③40代 |
男女比 | 約70:30 |
主なサービス | 140文字以内のテキスト (+写真・動画) の投稿 |
シェア機能 | あり |
『Twitter』 (ツイッター) は、140文字以内のテキストがメインの投稿 (ツイート) を発信できるSNSです。テキストに加えて写真 (4枚まで) や動画を付けることも可能です。
世界的なユーザー数は約3億人と他のSNSと比べてそれほど多くありませんが、日本では最もユーザー数が多いSNSです (約4,500万人)。
利用者は20代が最も多く、男性の比率が約70%と多いのも特徴。リアルタイム検索に優れトレンド情報の収入に用いられることが多いSNSです。
Twitterの強みは「リツイート」と呼ばれるシェア機能。多くの人にリツイートされることによって爆発的な拡散が起こりやすいのが特徴です。
プロフィールにブログのURLを記載したり、ツイートにブログ記事へのリンクを貼ったりすることで、ブログへのアクセスにつなげることができます。
テキストメインの発信スタイルであることからブログとの相性も非常に良いSNSです。
Instagram (インスタグラム)
Instagram (インスタグラム) | |
ユーザー数 (世界) | 10億人 (2018年6月時点) |
ユーザー数 (日本) | 3,300万人 (2019年6月時点) |
主な年齢層 | ①20代、②30代、③40代 |
男女比 | 約40:60 |
主なサービス | 写真の投稿 |
シェア機能 | なし |
『Instagram』(インスタグラム) は写真を投稿することを目的としたSNSです。ひとつの投稿につき最大10枚の写真をアップロードできるほか、動画を投稿することもできます。
通常の投稿以外に24時間で消える「ストーリーズ」や、長時間の動画配信ができる「IGTV」、視聴者から配信者への投げ銭が可能な「インスタライブ」といったサービスもあります。
世界的なユーザー数は10億人以上と非常に多く、日本でも3,300万人とTwitterに次ぐ規模を誇ります。
20代〜30代の利用者が多く、男女比は4:6で女性がやや多くなっています。企業とタイアップして収益を得る「インスタグラマー」もいます。
写真の投稿が主なサービスであることから、その人が発信しているテーマや雰囲気や世界観が伝わりやすいです。
そのため視覚に訴えるようなテーマ (旅行、料理、ファッションなど) のブログと相性が良いSNSです。反対に文字でしか伝えにくいテーマとは相性があまりよくありません。
投稿のシェア機能がないため、Twitterほどの拡散は期待できません。しかしユーザー数自体が多いので、ハッシュタグで検索されてりオススメユーザーとして表示されることでフォロワーを増やすことにつながります。
プロフィールにブログのURLを掲載てまきますが、投稿にはリンクが貼れないためプロフィールに誘導してそこからブログにアクセスしてもらわなければいけません。
Facebook (フェイスブック)
Facebook (フェイスブック) | |
ユーザー数 (世界) | 27億9,700万人 (2021年1月時点) |
ユーザー数 (日本) | 2,600万人 (2019年7月時点) |
主な年齢層 | ①30代、②40代、③50代 |
男女比 | 約50:50 |
主なサービス | テキスト、写真、動画の投稿 |
シェア機能 | あり |
『Facebook』(フェイスブック) は世界中でSNSが広まるきっかけにもなったサービスです。
実名での登録を基本としているためユーザーの信頼性が高く、企業やお店のページも作れることからビジネスに利用されることも多いです。
日本でのメインユーザーは30代~40代で、男女比はほぼ半分ずつです。10代の利用者が少なく、若いユーザーをターゲットにしたい場合は不向きかもしれません。
世界では最もユーザー数が多く約27億人。世界に向けて発信したい人にはオススメのSNSです。
一方、日本でのユーザーはTwitterやInstagramよりも少なく約2,600万人にとどまっています。
僕も一番昔から使っているSNSで主に海外の友人との連絡ツールとして使っていますが、最近は以前に比べてややアクティブユーザーが減っている印象です。
はてなブックマーク
はてなブックマーク | |
ユーザー数 (日本) | 943万人 (2020年4月時点) ※はてなブログなどを含む |
主なサービス | ブックマークの共有 |
『はてなブックマーク』は、ユーザーがブックマークしたインターネット上のサイトを共有できる「ソーシャルブックマーク」と呼ばれるサービスです。
他のユーザーがブックマークしたサイトを閲覧できるほか、たくさんの人がブックマークしたサイトは人気記事として表示され、さらなるアクセス数の増加につながります。
ユーザー数はブログサービスのはてなブログなど「株式会社はてな」が運営するサービスの合計で約1,000万人。
日本独自のサービスですが、拡散力は結構高いので利用しておいて損はないでしょう。
SNSとブログを連携する方法
ブログにシェアボタンを設置する
SNSとブログを連携する方法として最も簡単にできるのがブログに「シェアボタン」を設置することです。
シェアボタンはTwitterやFacebookといったシェア機能を持つSNSでページをシェアできるツールです。
シェアボタンがあればワンクリックで簡単にブログ記事をSNSでシェアでき、「シェアできるよ!」という読者へのアピールにもなります。
そのためシェアボタンがあるのと無いのではシェアされる確率は大きく変わります。
誰かがシェアされたブログを読んで、それを見た人がまたシェアして…という連鎖が続けば多くの人にブログを知ってもらうことができるでしょう。
WordPressを使用している場合、テーマによってはシェアボタンを設置する機能が付いています。
もし使用するテーマにシェアボタンの設置機能がなければ、「Add to Any」というプラグインを使ってシェアボタンを設置できます。
「Add to Any」は多数のSNSに対応しており、TwitterやInstagramをはじめ、LINEやはてなブックマークといった日本で人気のサービスも含まれています。
SNSでブログ記事を宣伝する
SNSのふたつめの活用方法は、SNSでブログの記事を宣伝をするというものです。
特に新しい記事を投稿したタイミングでそれをSNSで宣伝することで、それを見たフォロワーの人に記事を読んでもらえる可能性があります。
フォロワーの数が少なかったり、フォロワーとの関わりが薄いと記事を宣伝してもあまりクリックしてもらえないかもしれません。
しかし、毎回SNSで宣伝することであなたがどんなブログを書いているのか知ってもらうきっかけになります。
あなたに興味を持つ人が増えてくれば、SNSでの宣伝から毎回一定数のアクセスを得られるようになるでしょう。
SNSでファンを増やす&交流する
SNSの強みは多くの人と繋がれることです。SNS上で人気の人は数千人、数万人あるいはそれ以上のフォロワーを獲得している人もいます。
SNSでたくさんのフォロワーを獲得するのは、あなたが有名人でもない限り簡単ではありません。
しかし、フォロワーにとって価値のある情報発信し続ければ、徐々にフォロワーは増えていくでしょう。
そうやってSNS上で多くの人の関心を集めることができれば、あなたのプロフィールからブログを見てくれる人も多くなるでしょう。
その場合、SNSで投稿する内容はブログと関係性のあるものである必要があります。
ブログの内容と違うテーマの投稿で人気が出ても、SNSを見てブログを訪れてくれた人が「思っていたのと違う…」とがっかりしてしまう可能性があります。
SNSを見てもっと色々な情報を知りたい!と思ってブログを訪問してくれた人が満足できるような関係になっているのが理想です。
SNSによる集客の注意点
SNSはブログのアクセス数を増やすのに効果的なツールですが、利用する際にはいくつか注意すべき点があります。
ブログをおろそかにしない
SNSで多くのフォロワーを獲得するのは簡単ではありません。
定期的に投稿したりフォロワーのコメントに返信したり、フォローしてくれそうな人にアピールしたり、といった努力が必要です。
しかし、SNSのフォロワーを増やそうと努力するあまりブログを更新できなかったり記事が手抜きになってしまっては本末転倒です。
ブログのアクセス数を増やす1番の方法は質の高いブログ記事を書くことです。
せっかくSNSからアクセスを集めてもブログ記事の質が低ければがっかりされるだけで再訪することもないでしょう。
SEO対策の方が効果は高い
ブログを始めたばかりの頃は検索エンジンからのアクセスが少なく、SNSやブログコミュニティからのアクセスが主な訪問経路になります。
しかし、記事が増えてブログが成長してくると、検索エンジンからの訪問が圧倒的に多くなるでしょう (それが自然であり理想です)。
最初にSNSに頼りすぎて検索エンジンで上位表示されるための施策 (SEO対策) をサボると、一向にブログが成長しません。
将来的に多くのアクセスを集めたいと思っていたり、アフィリエイトで収益化を目指したいと思っている人は、まずはSEO対策に注力しましょう。
SNSもやっている方が良いですが、優先順位は質の高い記事を書いて検索結果の上位に表示されることです。
まとめ
SNSはうまく活用すればブログのアクセス数を増やせるツールです。時間や場所に縛られず、普段出会わないような人とも交流することができます。
ブログのアクセス増加に効果的なSNSの条件は「ユーザー数が多い」「シェア機能がある」「ブログの内容と相性が良い」こと。
具体的には
- Twitter (ツイッター)
- Instagram (インスタグラム)
- Facebook (フェイスブック)
- はてなブックマーク
などです。
これらのSNSはそれぞれサービスの内容やユーザーの年齢層・性別などに違いがあるので、自分のブログに合ったSNSを活用してください。
SNSを使ってブログのアクセス数を増やすには、「シェアボタンを設置する」「SNSで記事を宣伝する」「ファンを増やす」といった方法が有効です。
長期的に見るとSNSからのアクセスよりも検索エンジンからのアクセスを増やす方が効果が高いです。SNSに集中しすぎてブログをおろそかにしないように注意しましょう。
Twitter:@noel_blog
Instagram:@noels_travels (海外旅行アカウント)
同じカテゴリの記事:「SNS」のカテゴリ